本番当日


発表会当日は会場作り、着替え、演奏の打合せを行い、あっという間に本番となりました。




練習と発表会の会場としてお借りした小金井市立小金井第4小学校
















会場には子供達の父母、祖父母、友達など約60人が見に来てくださいました。そして、小金井市立小金井第4小学校の田尻校長先生も来てくださいました。

















わずか11回の練習で覚えたことを一発勝負の舞台で、それも60人の観客の前で披露する・・・こんな、大人でも緊張してしまうような状況で、子供達はそれぞれ自分が練習した太鼓、獅子、ひょっとこの踊り、天狐を披露し、見事に1つの舞台を完成させました。










演奏を終え全員で礼をすると、会場から大きな拍手が送られました。子供達はみんなやりとげた達成感に満ちた顔をしていて、とても嬉しそうでした。最後に田尻校長先生からお言葉をいただきました。校長先生は子供達がここまで出来るとは・・・と感心しきりで、素晴らしい舞台だったと褒めてくださいました。そして貫井囃子保存会会長の挨拶のあと、全員で手締めをして発表会は終わりました。




最後に全員で記念撮影




今日では自殺や事件など子供達の暗いニュースが相次いでいます。そのような時代だからこそ、お囃子教室でひとつのことに一生懸命打ち込み、それをやりとげることによって子供達が少しでも自信をつけることが出来ればと考え、こども教室を行ってきました。また、お囃子は一人では絶対に出来ません。笛がいて、太鼓がいて、踊りがいて初めて成り立つもので、どれかひとつでも欠けると成り立ちません。この教室には伝統芸能に触れてもらうという目的だけでなく、仲間をつくり、“みんなでひとつの舞台を作り上げる”ことを体験してもらいたいという思いがありました。

練習のたびに子供達の顔つきがしっかりしていく様子や、発表会での堂々とした姿、やりとげた時の満面の笑顔を見て、本当にこども教室を行って良かったと思いました。私達も子供達に教えることで多くのことを学び、逆に子供達から教えられたこともたくさんありました。第3回の予定は今のところ決まっていませんが、またこのような機会がありましたら、多くの子供達に参加してもらいたいと思います。

最後に、貫井囃子こども教室を行うにあたって、練習と発表会のために場所を貸してくださった小金井第4小学校の田尻校長先生はじめ、学校関係者の皆様に御礼申し上げます。ありがとうございました。